仮想通貨界隈でビットコインETFの話題が多くなってきました。ビットコインETFとは何なのか。また騒がしくなっている理由とは何なのかを探ってみました!
ETFってなに?
そもそもETFとは何なんでしょう?
<ETF>
Exchange Traded Fund の略語で「上場投資信託」とも呼ばれます。 直訳すると「証券取引所で取引される投資信託」。株と同じように誰でも全国の証券取引所から購入が可能な金融商品です。
2018年5月末のデータとしてETFの純資産残高がアメリカで380億兆円、日本で33兆円を超えていて年々増加の一途を辿っています。
※参考:http://www.nicmr.com/nicmr/data/market/trust.pdf
ビットコインETFってなに?
それではビットコインが頭についたビットコインETFはどうかと言うと、ビットコインの価格のみに連動するETF(上場投資信託)ということだそうです。これが株と同じように証券取引所から購入できるようになるわけですね。
ビットコインETFはまだ承認されていない!
米証券取引委員会(SEC)に対して何件ものビットコインETF申請がされていますがまだ申請が通ったものはなく却下され続けているとのこと。
2018年7月にもいくつかの申請が却下され、その影響でビットコインも暴落しました。
ビットコインETFで期待できる効果
それほどこのビットコインEFTの承認が仮想通貨界隈を騒がせている理由は、その効果にあるようです。先述の通りアメリカだけでも380億兆円という規模があるということはそれだけこのETFという市場に投資をしている人がいるという事実があるわけです。
投資をしている人とは、巨額の資金を持つ銀行や保険会社などの機関投資家や証券会社、そしてその下にぶら下がっている多くの個人投資家のことです。
ビットコインETFの申請が承認されれば、 この巨額の投資資金が仮想通貨市場にも流れ込むだろうという事で大きな期待が寄せられているんです!これが界隈の騒がしい理由でした。
確かにこのビットコインETFは停滞した仮想通貨市場の起爆剤となるかもしれませんね~。
判断が下される日程がこちらのようです。
メモメモ・・・
— DEG (@DEG_2020) 2018年8月19日
8月23日 プロシェアーズ提出の2つのファンド
9月15日 グラナイトシェアーズ提出の2つのファンド
9月21日 ディレクシオン提出の4つのファンド
9月30日 CBOE提出の1つのファンド
SEC、今後2ヶ月で9つのビットコインETF可否判断へ https://t.co/QMhYrKbUuC
ちょっとこの日程は注目ですね。どんな値動きをするか目を離せません!
・・・その後の展開はこちら!
8月23日に予定どおり情報が出てきました。
【速報】
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月23日
米SEC、9つのビットコインETFを一挙に非承認|仮想通貨相場の下落は限定的https://t.co/juDfwiUyCH
米SECは日本時間23日、計3社が提供する9つのビットコインETFを一挙に非承認とすることを発表。
仮想通貨相場の下落は限定的だが、この否決を受け残るETF申請がCboeのみとなった。#仮想通貨
- ProShares (プロシェアーズ)2件
- Direxion(ディレクシオン)5件
- GraniteShares(グラナイトシェアーズ)2件
と一気に9件が非承認となったとのことです。
これはまた暴落かと思いきや、もともと市場では承認されることに懐疑的な見方も多くあり下げの材料にはならなかったようです。
残すはCboeが提出している1件のみとなりました。ここまで来るとあまり期待できませんがこの先もまた新たに申請されるものも出てくるでしょうし気長に待ちたいと思います。