仮想通貨をやっている人ならたぶん必ず通る道、海外取引所。いったいどんなところなのか、どうやって始めればいいのかなど解説していきたいと思います。
海外取引所はどれ位あるの?
海外取引所とは"海外に拠点をおいて運営されている仮想通貨取引所"のこと。ランキングサイトに載っているもので200件ほどあります。(ほとんどが海外取引所で日本国内の取引所は数件ランクインしています。)
日本語対応は少ない
国内取引所を除いて日本語に対応しているところを調べてみると8件(上位50件中、2018年6月現在)ありました。でもこれは公式サイトで日本語が選択できるようになっていたものを抽出しただけで実際の中身はGoogleの翻訳機能を使って表示しているだけじゃないの?と思えるようなものがほとんどでした。
日本語対応
BitMEX/Houbi/Bithumb/Kraken/EXX/ZB.COM/KuCoin/Sistemkoin
(Houbi/Kraken/KuCoinは今後日本居住者への取引が廃止されます。)
実際は日本語を選択できなくてもGoogleの翻訳で出来てしまうのであまり関係ないかもしれませんね。
中には注意書きで「翻訳しただけで公式バージョンを見てよ」と書いてあるところもあります。「日本国内の方には勧誘は一切していませんよ」とか日本を牽制しているような内容も見受けられます。大手のBinanceも以前は日本語対応していましたが金融庁から警告が出てから日本語が外されました。
↑Bithumb
↑Houbi
これらを見ていると金融庁から何かしらのお達しが出されている感じを受けますね。逆に、金融庁からの話を受けてしっかりと対応しているところ、とも言えるかもしれないですけど。本当のところはわかりません。
そして最近日本住居者向けサービスを停止する仮想通貨海外取引所が増えてきました。
上記のHoubiも結局日本住居者向けのサービスを停止します。
海外仮想通貨取引所の日本人居住者向けサービス停止相次ぐ
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年6月27日
本日、HuobiProが利用ユーザーに対し、メールの文面にて、日本国居住者向けのサービス停止の内容を発表。
その他、取引所BigONEも日本国居住者向けのサービス停止を発表しました。https://t.co/vceoeyMztw
BigONEという取引所も日本住居者向けのサービスを停止するそうです。
【速報】取引所BigONEも日本国居住者向けサービス停止を発表
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年6月27日
BigONEは現時点で日本居住者に対して新規登録を停止。
また、2018年7月30日(中国時間)より日本のIPアドレスからのアクセスを禁止。
早めの資産の引き出しを実施を促しました。https://t.co/Y5OVWFE3wH
アクセス自体を禁止するってとことんやるんですね。すごいなぁ。でもこのまま取引できる海外取引所が減っていってしまうと取引できる仮想通貨の種類も限られていってしまいます。何とかしてほしいところです。
対応言語は英語/中国語がほとんど
英語や中国語ができる方は問題ないと思います。他国語が出来なくても登録や取引自体は多分できます。(私もそう。)ただし何か起きた時のサポートも自分の分からない言語になってしまうのでそこは覚悟して臨みましょう。自信がない人は海外取引所は避けた方が賢明です。
色々なリスクはありますが何と言っても取り扱っている仮想通貨の種類の多さは魅力です(実はこれもリスクなんですけど)。
多い理由は上場の条件が厳しくないので簡単に上場出来てしまうから、だと言われています。そのせいでお金を集めたらさっさと行方をくらます詐欺コインもあるようなので注意しなければなりません。
最近の日本発仮想通貨も海外取引所にまず上場して、将来日本国内取引所への上場を目指す、と言うのが一般的になっています。それだけ国内取引所は厳しい条件があるんだと思います。
不安を煽るような事ばかり書いて来ましたがそれでもアカウント開設してみようと思う方は読み進めてくださいね。
海外取引所は超簡単。アカウント開設から取引開始まで!
いよいよアカウント開設です。海外と聞いただけで敷居が高いように感じてしまいます。色々面倒な手続きがあるのではないかとか、英語で書かなきゃいけないのではないかとか。警戒しますよね。でも心配無用、そんなことは必要ありません。実際にやる事は、
- ID
- パスワード
- メールアドレス
の登録のみです。国内取引所のような、身分証明書の提示や住所の確認なども必要ないのです。
今度は簡単すぎてセキュリティ面が気になってしまいますが、2段階認証をやって、取引したあとは取引所に置きっぱなしにせずウォレットに移動させておくなど、自分で対策できるところは実施するようにするしかありません。全て自己責任なんです。
登録が終わってビットコインやイーサリアムなど主要通貨を取引所に移せば、すぐに取引可能です。お手軽です。
おすすめ仮想通貨海外取引所!
ここでひげしげの独断と偏見で海外取引所を紹介していきます。といっても私が取引に使っているだけなんですけど。海外取引所を選ぶというより、欲しい仮想通貨があってそれを置いている取引所を選ぶといった感じになってます。
Binance
バイナンスではBluzelleを買っています。仮想通貨の取扱高は世界トップ3の常連です。24h取引高1800億円です。桁違い。
CoinExchange
コインエクスチェンジではNANJとALISを買いました。NANJでよくお世話になってとても身近な存在なのですが24h取引高2.9億円とかなり少ないですね。調べてびっくり。
MIDEX
MIDEXはDEX(分散型取引所)でもあり中央集権型でもあるという次世代型海外取引所です。MIDEXはビットコインなどの主要通貨に加えて日本発祥のNANJCOINも上場していて、さらに円建てなど法定通貨での売買も可能となっていて注目の取引所です。※2018年7月時点で取引所はβ版です。
ちなみに日本のbitbankが84億円、zaif80億円、bitflyer52億円でした(24h取引高)。入れ替わりは激しいですが参考までに。それにしてもバイナンスの大きさが際立つなぁ。
まとめ
海外だからセキュリティが不安、国内だから大丈夫と言う事は決してありません。過去最高額の不正流出事件があったのは国内です。例えセキュリティが万全でもブロックチェーンの仕組みを悪用した不正流出も2018年にはいくつか発生しています。しかも仮想通貨の価格も下落していて、悪いイメージを持ってしまっている方も多そうですね。
とにかく自分に出来るセキュリティ対策はやって自分の身は自分で守って海外進出(笑)してみるのはいかがですか?
もう怖がってたら何も出来ない世界です。
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バイナンスの登録方法はこちらに詳しく書きました。
バイナンスでの実際の買い方など参考にしてみてくださいね。
コインエクスチェンジも登録方法を詳しく書きました。
コインエクスチェンジで実際に購入しました。NANJCOINどうですか?
新しい取引所です。法定通貨建てがあるところが特徴ですね。
2段階認証は必ず設定しましょう!
では!