仮想通貨の取引は「販売所」と「取引所」の2ヶ所で行うことができます。
アカウントを開設して無事日本円の入金も終わり、いよいよ仮想通貨購入!と思ったら販売所と取引所の登場。初めての方はいったいどちらで購入すればいいのか迷ってしまいますよね。
販売所も取引所も仮想通貨を購入するという点では同じですがそれぞれメリットとデメリットがあるので2つの取引所の違いを理解した上で購入することをおすすめします。知らないと思わぬ損をすることにもなりかねません。
実際の取引画面をお見せしながら解説していきますのでどちらにするか選ぶ時の参考にしてもらえればと思います。
販売所と取引所の違い
さて、販売所と取引所の違いはどこにあるんでしょうか?
ざっくり説明してしまうと
- 販売所・・・販売所との取引になります。販売所が保有している仮想通貨を購入し、持っている仮想通貨を販売所に売ることができます。いつでも売買できます。スプレッドがあり売値と買値に差額が生じます。
- 取引所・・・他のユーザーとの取引になります。必ず売買が成立するとは限りません。
ということになります。
ビットフライヤーアプリの画面を参考までに
ビットフライヤーのアプリの場合、販売所と取引所はタブで切り替えることができます。
ではここで、それぞれの取引について詳しく見ていきたいと思います。
販売所での取引
販売所で取引する場合、次のような手順で進めます。
- アプリを起動
- 認証(指紋認証など)
- 取引する仮想通貨を選択
- 取引する数量入力
- 「買う」か「売る」ボタンを選択
- 「注文確定する」ボタンを選択
これで完了です。アプリ起動後は「数回のタップ」と「取引数量を入力」するだけの手軽さです。
参考までにビットフライヤーの「販売所」では
- ビットコイン
- イーサリアム
- イーサクラシック
- ライトコイン
- ビットコインCash
- モナコイン
- リスク
の7銘柄を購入することができます。
取引方法
アプリ起動後、取引したい仮想通貨をタップ。今回はビットコインでやってみます。
直接取引数量を入力するか、下のボタンを使って数量入力もできます。
あとは買う場合は左のボタンを、売る場合は右のボタンをタップします。
最後に下のように確認してくるので問題なければ「注文確定する」を押しましょう。
買う場合↓
売る場合↓
※ビットコイン価格は常に上下していて写真を撮るタイミングでころころ変わっていますがご容赦ください。
私の場合、実際に取引するときはチャートとにらめっこして、ま~ぁなかなか即決ができないので画面を何回も行ったり来たりしてます。
販売所のスプレッド
ここで売買価格を見てみましょう。
販売所で売買を行う場合、買う値段と売る値段が異なるということにお気付きになりましたか?
先ほどの売買画面の下の方はこうなっていました。
この価格差のことを「スプレッド」と呼んでいて、販売所の利益となっているところでもあるようです。しっかり儲けていますね。
売買価格のちょうど中間値を「仲値」 といって、買値は仲値+手数料、売値は仲値-手数料となっています。チャートはこの仲値の動きですね。
ここまで来ると想像がつくと思いますが、市場価格よりも高く買う、安く売るということになるので私たちにとってみれば少し損をしているということになります。
例えば上の買値と売値を例にとると、買ってすぐ売ったとします。
するとそれだけで、719,869円ー702,835円=17,034円損するということになるんです。
上手く出来てます。そう簡単には稼げません。
販売所での売買にかかる手数料は無料です。でももうわかるように、売買する時点で手数料分は盛り込まれているということは知っておきましょう。
このスプレッドは各販売所によって異なるので価格差の小さいところを選んで購入するというのもひとつの手です。
取引所での取引
取引所での売買は個人間の取引なので「買いたい人の価格」と「売りたい人の価格」が一致した時に売買が成立します。
取引方法
上半分の緑色が売りたい人が並べた価格、下半分の赤字が買いたい人が並べた価格です。この価格が並んでいるのを「板」と言って、前者を「売り板」、後者を「買い板」と読んでいます。
自分が取引したい数量と価格を入力して「売る」か「買う」をタップすればオッケー。
■売りたいと思っている人の最安値は売り板の一番下712,198円です。
■買いたいと思っている人の最高値は買い板の一番上711,988円です。
ここが一番熱い戦いをしているところなんじゃないでしょうか。
つまり高く売りたい人と安く買いたい人との戦いが繰り広げられているんです。
また、周りに良い材料が出てきてちょっとぐらい高くても仮想通貨を買いたいと思う人が増えていくと売り板に並んでいるものが次々に買われていきます。そしてどんどん価格が上昇していきます。
逆に悪い材料が出てくると安くても仮想通貨を売ってしまいたいと思う人が増えて、どんどん買い板に並んでいるところに売られていきます。そしてどんどん価格が下がっていく。
さらにチャートも読めるようになればより資産運用もしやすくなるんじゃないでしょうか。(わたしは未だにチャートを読めませんので悪しからず。)
取引所での売買手数料は無料のところもあれば売買額の0.1~0.3%程度とっているところもあります。全体的に見てもそんなに高くない印象です。
まとめ
販売所、取引所それぞれにメリット・デメリットがあることがわかっていただけたかと思います。
まずは仮想通貨を少額でも持ってみたいという方であれば販売所で買うのが分かりやすくて簡単に始められるかなと思います。
はじめは販売所を使って仮想通貨の取引に免疫が出来たら、次は取引所を利用してみるというのもありだと思います。私がそうでした笑。
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